
司です。昼休みにランキングを眺めていて、動く時間が決まっているEAに目が止まりました。10月8日時点で8位の「Flash RSI Sniper EA」で、USDJPY専用、取引する時間は商品ページによると1分間です。
仕事中にチャートを見られない会社員の私には、動く時間が短いEAは読みやすい相手です。いつ動くかが分かれば、見なくてよい時間も分かるからです。今回はこの1本を、数字と商品ページの説明から読みます。
Flash RSI Sniper EAの基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| EA名 | Flash RSI Sniper EA |
| 通貨ペア | USDJPY |
| 取引タイプ | デイトレ |
| 時間足 | M1 |
| 最大ポジション数 | 1 |
| 最大ストップロス | 500 |
| 両建て | なし |
| 取引する時間 | 03:55〜03:56の1分間 |
| 決済する時間 | 04:10 |
| 価格 | MT4有料版 14,800円 / MT4無料版あり |
| 販売元 | systemERIC |
表の値は、Flash RSI Sniper EAの商品ページから拾いました。
目に留まったのは、次の3点でした。
- 取引の時刻と決済の時刻が、商品ページに書かれている
- 最大ポジション数は1で、両建てはなし
- 説明では、ショート(売り)のポジションを取るEAとされている
時刻の基準がサーバー時間なのか日本時間なのかは、商品ページから読み取れず、東京市場が開く直前という説明に合わせた時刻のため、使う口座の時計で何時にあたるのかは、先に確かめる必要があります。
フォワード成績の読み方
| 指標 | 数値 | 司の評価 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 7.3 | 上位グループの下のほう |
| 累計損益 | +2,696 | 小さい |
| 月平均 | +105 | 0.01ロット基準で控えめ |
| 最大DD | 116 | 月平均の約1.1か月分 |
| PF | 1.63 | 十分 |
| 勝率 | 56.67% | 平凡 |
| 取引数 | 150 | 少なめ |
| 計測期間 | 781日 | 1年超・季節を一巡以上 |
スマホで手早く見るなら、見る欄は最大DDと取引数の2つです。

勝率56.67%とPF1.63の組み合わせ
勝率は6割に届いていませんが、それでもPFは1.63あります。勝った取引の合計が、負けた取引の合計の1.6倍あるという意味で、1回の勝ちが1回の負けより大きい型だと読めます。
商品ページには、期待値17.97という欄もあります。1回の取引で平均17.97ずつ増えてきた計算で、1回の取り分は小さい部類です。
取引履歴の直近10件も見ました。損益は−139から+166まで、幅があります。決済時刻はどれも04:10で、種類はすべて売りです。商品ページの説明と、履歴が揃っています。
最大DD116の現実味
最大DDは116、月平均は+105です。割ると約1.1か月分です。1か月と少しの利益を、途中で抱える場面があったEAだと読めます。
数字だけなら、軽いほうです。ただ、取引数が150と少ないのが気になります。月に5.7回の取引なので、1回の大きな負けが全体の形をすぐ変えてしまいます。
最大DDに対して累計損益が何倍かを表すRFは、ランキングの欄で23.24でした。781日で、DDを23倍回収したことになります。数字の見た目はよいので、この点は素直に評価しています。
ロジックの仕組みを読み解く
エントリー条件の特徴
商品ページの説明では、取引が行われるのは03:55から03:56の1分間のみです。東京市場が開く直前の、流動性が少なく相場が静かな時間を狙い、ショートで入り、ポジションは04:10に決済されます。
名前にRSIとありますが、商品ページの説明にRSIの条件は書かれていません。何を、どの数字で見ているのか。そこは私には分からないので、分からないまま置いておきます。
保有時間は15分ほどです。東京市場が開いて流動性が増し、値動きが大きくなる前に出る設計だと説明されています。
得意な相場・苦手な相場
商品ページの説明で、相場の向き不向きは次のとおりです。
- 得意な相場:流動性が少なく、値動きが限られた静かな時間帯
- 苦手な相場:強い上昇トレンドが続く相場
- 苦手な相場:東京市場の開場後にトレンドが一気に動き出す場面
売り専用なので、上がり続ける局面とは相性がよくないはずです。決済を04:10に早めているのは、そこを避けるためと説明されています。
良い点:会社員目線で評価する
- 動く時間が1分間と15分ほどで、仕事中に見る必要がないこと
- 最大ポジション数1・両建てなし。含み損が積み上がる構造ではないこと
- 計測期間781日。1年以上、フォワードの記録が続いていること
- 何をしているかが、時刻の一文で説明できること。放置する側には、これが一番ありがたい点です
注意点:導入前に確認すべきこと
- 取引数が150と少なく、月に5.7回の取引です。数字が安定して見えても、サンプルは多いとは言えないと思います
- 最大ストップロスは500で、最大DDの116より大きい数字です。単位が商品ページに書かれていないため、単純には比べられず、過去の最大より深く負ける余地が設定上はあるかもしれません
- 売り専用です。強い上昇トレンドが続く局面では、数字が崩れる可能性があります
- 時刻の基準が書かれていないので、口座によっては取引の時間帯が、東京市場の前からずれる可能性があります
会社員トレーダーに向いているか
時間の使い方だけで言えば、向いていると思います。見る時間が要らず、動く時間も短いからです。ただ、増やす役としての期待は薄いです。月平均+105は、控えめな数字です。
私なら、最小ロットの本番口座で2週間回します。月に5.7回なら、2週間で出る取引は2〜3回です。損益を見る期間ではなく、動きの確認にあてます。確認するのは、次の2点です。
- 注文と決済の時刻が、商品ページの03:55台と04:10に揃っているか(口座の時計で)
- 種類が売りだけで、1日に多くても1回に収まっているか
この2点が説明どおりなら、2本目、3本目として置く候補に入れます。見るのは時刻と回数の2つに絞って、昼休みに確認する予定です。
まとめ:動く時間で選ぶ
勝率56.67%も累計損益+2,696も、派手な数字とは言えないのですが、それでも私が目を止めたのは、1分間という短さでした。
見られない時間が長い会社員にとって、EAを選ぶ物差しは利益の大きさだけではないと思っています。いつ動くか。どこで終わるか。その2つが一文で言えるEAは、見ない時間を安心して過ごせます。今日はここまで。